德本 善彦(助手)

専攻

近現代文学

略歴

信州伊那谷出身。横浜市立大学で修士課程を修了後、図書館専門企業に就職し図書館民営化の波に呑まれる。新自由主義を前に理想を見失いかけるが、何かを取り戻すため再び学問の世界にカムバックするのであった。日本大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程に入学、満期退学の後、2021年度に博士論文を提出。2022年度から日本大学文理学部国文学科の助手として勤務。

研究分野

日本近現代文学。博士論文では坂口安吾の戦時期のテクストについて、文体やジャンルの問題を論じました。今後は、安吾も同人として参加していた雑誌『現代文学』について考えてみようかな、など思案しております。好奇心ばかりが先に立つ性分ですので、身を滅ぼさぬよう足元を確認しながら歩んでまいります。

私の学生時代

お酒を飲んでばかり、失敗ばかりの学生時代であったように思います。本もボチボチ読みましたが、ヒップホップ・カルチャーに魂を売り渡し、音楽活動に熱心に励みました。音楽活動といっても結局、浴びるように音楽を聴いて、浴びるようにお酒を飲んでばかりなのであった。こういった経験が、私を無頼派作家の研究に導いたのではないか。斯様に思う次第であります。