袴田 光康 教授
専攻
中古文学
略歴
1964年宮城県仙台市生まれ。魚座のB型。1996年明治大学文学部卒業、1998年同大学院前期課程修了、2003年同大学院後期課程単位取得退学、2007年博士(文学)取得、2012年静岡大学人文社会科学部助教授、2014年同学部教授、2020年4月より現職。
研究分野
専門は『源氏物語』です。特に『源氏物語』と歴史との関係を中心に研究をしています。その他には「長恨歌」(唐の白居易)、天神信仰、神仏習合、地獄巡り、『三国遺事』(高麗の史書)、寝殿造庭園、『遠野物語』(柳田國男)等々、雑多なものにも興味を持っています。最近は「名所」の形成を通して「国風文化」という文化現象の構造を考えています。
〈著書〉
『源氏物語の史的回路―皇統回帰の物語と宇多天皇の時代―』(おうふう、2009年)
〈共編著〉
『源氏物語の新研究―宇治十帖を考える―』(武蔵野書院、2009年)
『源氏物語を考える―越境の時空―』(武蔵野書院、2011年)
『三国遺事の新たな地平―韓国古代文学の現在―』(勉誠出版、2013年)など。
担当授業科目
【学部】学問の扉、基礎演習1、神話・伝承研究、中古文学史、漢文学2、物語研究、特殊研究ゼミナール、卒業論文
【大学院】古典文学基礎研究、古典文学特殊講義
推薦図書
益田勝実著『火山列島の思想』(講談社学術文庫、ちくま学芸文庫から出ています)
三谷邦明著『物語文学の方法Ⅰ.Ⅱ』(有精堂出版、1989年)
日向一雅著『源氏物語の準拠と話型』(至文堂、1999年)
※同じく日向著『源氏物語の世界』(岩波文庫)も入門書としてお薦めです。
オフィスアワー
金曜日のお昼休みです。