久米 依子 教授
専攻
近現代文学
略歴
附属高校から日本女子大学国文学科(現・日本文学科)に入学、大学院博士課程後期まで進学し、満期退学。平成が始まった頃に目白学園女子短期大学に就職し、大学の改組に伴って目白大学に異動、メディア表現学科と子ども学科で教えました。2014年に博士の学位を取得しました。
研究分野
近現代文学の昭和詩や、夏目漱石、芥川龍之介、川端康成、横光利一、多和田葉子などを論じてきました。ジェンダーの視点で分析することが多かったです。また特に児童文学のジャンル編成に関心があり、大衆的児童文化とされる少年少女小説の発展過程を追い、巌谷小波や吉屋信子が果たした役割を論じてきました。現代のライトノベルも分析しています。著書に『「少女小説」の生成』(2013 青弓社)、編著に『ライトノベル・スタディーズ』(2013 青弓社)『少女小説事典』(2015 東京堂出版)。
私の学生時代
観劇や読書が好きで、つかこうへいの芝居や、デビューしたばかりの村上春樹のファンになりました。また当時は少女マンガの黄金時代で、「花の24年組」と呼ばれるマンガ家たちが次々と生み出す名作に感動していました。そうした経験が今でもけっこう、研究の役に立っていると思います。
担当授業科目
【学部】日本文学入門2、近代文学史、児童文学研究、批評研究、応用研究、基礎演習2、特殊研究ゼミナール1〜4、卒業論文
【大学院】近現代文学特殊講義、近現代文学基礎研究
オフィスアワー
水曜昼休み、木曜昼休み(会議がない場合)