塚本 聡
専門分野
コーパス言語学、英語史(主として統語論)、英文法(統語論)、生成文法
コーパス言語学という、コーパスを利用して実際の英語の在り様を調べる分野を研究しています。言語は、誰かが決めたルールに従っているわけではあません。実際の使用から、 裏に潜む法則性を見つけ出すことが言語学の目的です。 皆さんがリアルな英語を観察することを望みます。
主な担当授業科目
● 英語学概説1・2
● 英語コーパス演習1・2
ゼミ紹介
指導分野:コーパス言語学、英語史(古・中・近代英語)、英文法(統語論)
このゼミでは、コーパス言語学と呼ばれる、計量的に言語を測定する方法により、言語の特徴を明らかにします。
何気なく使用している言語ですが、知らずに癖や傾向が出てくるのが普通です。そのような癖や傾向を測ることで言語の特徴を見つけ出します。言語の変化は、長期的なものと短期的なものがありますが、いずれの場合も計測することにより、その変化をより明確に、客観的に把握することができます。とりわけ、短期的な変化は一見すると変化自体に気づきにくいですが、定量的に測定することにより、変化を発見することができます。
具体的には、古英語、中英語、近代英語、現代英語という英語史といわれる分野の言語や、新聞や小説というような異なるジャンルのテキスト、地域や作者の社会階層、性別の異なるテキストを材料とし、コーパスを利用したり、作成することを通し、言語の語彙や構文を定量的に測定し、客観的に言語の変化や特徴を明らかにします。
連絡先
研究室:文理学部7号館 7310室