一條 祐哉

専門分野

英語学(意味論、認知言語学)

たとえばグラスに水が半分入っている状況について 、half full (半分も入っている)といえますし、half empty(半分しか入っていない)ともいえます。客観的には同じ状況にも関わらず、なぜ異なる表現で表すことができるのでしょう。それはその状況に対する人間の捉え方の違いがことばに反映されているからです。このように意味の側面からことばを観察することで、人間がどのように世界を捉えているのかを研究しています。

主な担当授業科目

● 英語学演習1・2

● 英語意味論演習1・2

ゼミ紹介

指導分野:意味論、認知言語学

「He is in the train.とHe is on the train.とどう違うのか?」

「He is always telling a lie.はどうして話し手のいらだちを表すのか?」

本ゼミでは意味の観点から英語を研究します。3年次は学生の興味あるテーマを題材に、専門的な文章の読み方を勉強します。その後、意味論的な分析方法や言語データの収集の仕方を学びます。4年次は卒業論文の執筆に向けて、マインドマップやアウトラインの作成の仕方を学び、論理的に筋の通った文章を書く技術を身につけます。

意味というものは目に見えるものではありません。その意味をどのようにあぶり出して、分析するか。難しいですがとても研究しがいのある分野です。意味の研究に興味のある方、一緒に勉強しませんか。

連絡先

研究室:文理学部7号館 7309室