髙橋 洋平

専門分野

専門分野:理論言語学,英語学(特に統語論,意味論),生成文法理論,ミニマリズム

統語論とは,語を統合して句や文を組み立てる規則について学ぶ英語学の研究領域です。そして,私が専門とする生成文法とは統語論研究の理論の一つであり,生後間も無くわずかなインプットで無限のアウトプットを可能とするメカニズムの解明を課題としています。そこで,英語のみならず様々な自然言語のデータを観察し,より簡潔で,よりエレガントな説明の提案が活発に行われています。言語を糸口としたヒトという種のさらなる理解につながるとても面白い研究領域です。

主な担当授業科目

● 英文法1・2

ゼミ紹介

指導分野:統語論,生成文法,主に日英語を対象とした比較統語論研究

本ゼミでは,生成文法を背景とした統語論研究を行います。生成文法は誕生からすでに半世紀以上経過しており,その理論枠組みについても幾度となく変化を遂げています。そこでまず三年次では,生成文法のエッセンスと一貫した研究課題,そしてその研究方法について発表形式で学んでいきます。その後四年次では,テーマ探し,関連する先行研究の調査,問題の所在の解明,理論仮説と作業仮説の設定などのプロセスを経て,計画的に卒業論文を完成させていきます。

最近,問題解決のテクニックの一つとして「仮説思考」が注目されていますが,これは皆さんが英語学研究を通じて習得が期待できる能力です。もし,ある問題に対する説明の中に余剰なものが含まれていたら,それは剃刀のようなもので削ぎ落とされなければなりません。また,提案とは,例えば「明日の天気は晴れか晴れじゃないかのどちらかです」と断言するような反証の余地のない無意味なものであってもなりません。私たちの営みにとって最も身近な産物である言語を題材に説明力を磨き上げて下さい。そのお手伝いができれば幸いです。

連絡先

研究室:文理学部7号館 7312室