高橋 利明
専門分野
19・20世紀アメリカ文学(小説)
19 世紀の作家(ホーソーン、メルヴィル、トウェインなど)や 20 世紀の作家(フィッツジェラルド、ヘミングウェイ、サリンジャーなど)の原作を読解することで語彙力と文法力の向上をはかるのみならず、作品の文学的鑑賞力を深めてゆくことを楽しみます。
主な担当授業科目
● 19世紀アメリカ文学演習1・2
● 英米文学演習1・2
ゼミ紹介
指導分野:19世紀アメリカ文学(Nathaniel Hawthorne、Herman Melville)を中心に、Mark Twain、Ernest Miller Hemingway、Francis Scott Key Fitzgerald、Jerome David Salinger など
文学の定義について、それは「感動の質」である、という先人の言葉があります。そして、文学研究とは、感動を原点にして作品に対して自己を打ち立てることだと考えます。その目的は、詩でも戯曲でも、小説でも、自分の感動の理由を作品に問いかけ、掘り下げていくことでその作品に描かれる人生の真実を捉えること、つまり、人間のこころの内奥から生まれる生命(いのち)の言葉をつかむことです。20世紀アメリカ文学を代表するノーベル文学賞作家のウィリアム・フォークナーが、その受賞演説で、人間が不滅であるのは、人間には魂があり、共感と犠牲と忍耐を受け入れるだけの精神があるからだ、と言います。その不滅を証明する言葉が詰まったさまざまな文学作品との出会いによって、我々は人間の不滅性を再確認し、明日への希望を語ることができるのです。高橋ゼミでは、書物を含めた「芸術的な体験(映画・演劇・音楽・美術・自然など)」を積極的に謳歌する学生の到来を期待しています。
連絡先
研究室:文理学部7号館 7313室