中村 英代

専門分野
社会問題論、社会病理学、ジェンダー論、質的調査法
所属学会
日本社会学会、関東社会学会、日本保健医療社会学会 など
2022年度担当科目
2022年度サバティカル(研究休暇)のため担当科目なし
主要著書・論文等
2018,「私利私欲を手放し、匿名の自己を生きる」小林多寿子、浅野智彦編『自己語りの社会学―ライフストーリー・問題経験・当事者研究』新曜社.
2018,『当事者が支援する―薬物依存からの回復 ダルクの日々パート2』春風社(編著)
2017,『社会学ドリル ーこの理不尽な世界の片隅で』新曜社.(単著)
2017,「就労困難な学生を大学でどのように支援するか―2名の事例から考える教育現場における質的調査の意義」『社会学論叢』187号:p43-56
2016,「『ひとつの変数の最大化』を抑制する共同体としてのダルク―薬物依存からの回復支援施設の社会学的考察」『社会学評論』66(1):p.498-515.
2015,「誰も責めないスタンスに立ちつつ、問題の所在を探りあてる――摂食障害・薬物依存へのナラティブ・アプローチ」『ナラティブとケア』第6号:p.34-40.
2015,「〈回復〉の語られ方―摂食障害にみる『治療』・『癒し』・『肯定』・『解消』のナラティブ」『社会学論叢』第182号:p.79-93.
2014,ダルク研究会編『ダルクの日々―薬物依存者たちの生活と人生』知玄舎.(共著)
2013,“Illness Experiences and Medical Discourses: A Case Study about Recovery from Eating Disorders in Japan”, 『コミュニケーション紀要』第24輯:p.49~66.
2012,“Overcoming Bulimia Nervosa: A Qualitative Study of Recovery in Japan”, Proceedings,17:p.101-109.
2011,『摂食障害の語り―〈回復〉の臨床社会学』新曜社.(単著)[2012年11月 第11回日本社会学会奨励賞・著書の部 受賞]
2008,「回復体験記からみる回復者自身による摂食障害解釈―『解決権』の回復」『社会学評論』232号:p.557-575.
その他、多数
〈エッセイ〉
2015,「ニヤリとした猿から人生を取り戻す―依存症と十二ステップ・プログラム」『世界思想』42号:p.34-37.
自己紹介
東京都出身。かに座。A型。現代社会の「生きづらさ」をテーマに研究をしていますが、この数年は依存症を対象にしています。何かにハマっていったり、それがないと苦しくなったり、私たちはいろいろなものに依存しながら生きています。依存症について考えていくと、現代社会のシステムや、私たちの行動を規定している社会規範などが見えてきます。すると「私はこの社会とどう折り合いをつけていこうか」という風に、問いが自分にも向かってきます。そんな思考の運動を、講義やゼミで、みなさんとご一緒できれば嬉しいです。
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