天然物化学 大崎研究室

世界各地の薬用植物より医薬の基盤となる天然有機化合物の探索研究をおこなっています。

研究テーマ

熱帯産、亜熱帯産薬用植物より得られる新規活性成分の探索

熱帯や、亜熱帯地域は多種多様な植物を有し、薬用植物の種類も豊富であることが知られています。これらの地域には、未だ化学的な研究が十分に行われていない薬用植物が数多く存在していることから、それらの薬用植物より、有用な生物活性を持つ新しい化合物の探索を行っています。

中国横断山脈に産する植物成分の多様性研究

中国横断山脈地域は地形の特殊性から、植物の進化・分化が現在も進行していると考えられています。中でも雲南省では著しい多様性がみられ、世界的にも稀な植物種の宝庫として知られています。本地域のサルビア属植物を中心に植物成分の種内多様性について研究をおこなっています。

植物から得られる新規蛍光物質の探索と生細胞への応用研究

植物に含まれる蛍光物質の単離、構造解析、さらに生細胞への応用研究を行っています。
新規蛍光物質は、蛍光特性を明らかにするとともに、生細胞への導入試験や、蛍光センサーなどの応用研究へと展開を行っています。

STAFF

●教   授 : 大崎 愛弓  Ayumi Ohsaki

●Email : ohsaki.ayumi@nihon-u.ac.jp

●Office : 本館6階 06040室(化学604室)

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1981年3月 高知大学理学部化学科卒業
1983年3月 大阪市立大学大学院理学研究科化学専攻前期博士課程修了
1983年4月 近畿大学医学部化学教室 助手
1987年3月 大阪市立大学 理学博士取得(論文)
1987年4月 近畿大学医学部化学教室 講師
1992年9月 東京医科歯科大学医用器材研究所 教務職員
1999年4月 東京医科歯科大学生体材料工学研究所 助手
2003年4月 東京医科歯科大学生体材料工学研究所 助教
2007-2009年 横浜市立大学理学部 非常勤講師(兼任)
2013年4月 日本大学文理学部化学科 准教授
2018年4月 日本大学文理学部化学科 教授

 

所属学会
日本薬学会、日本化学会、日本生薬学会、ケミカルバイオロジー学会、アメリカ化学 会、アメリカ生薬学会