理論

この領域で学べること

社会学とは何か。この質問に答えることは、専門家にとっても意外と難しいことです。社会が私たち人間の日々の活動(行為)によって基礎づけられていることから考察を出発しましょう。ここでの行為は、単体の行為(単位行為といいます)ではなく、社会というくらいですから、複数の行為者によって発せられる行為の複合体です。自己と他者との間での行為のやり取り(これを社会的相互行為といいます)から社会状態は生じるわけですね。
このようなことから、社会学は、社会的相互行為がもたらす結果を、その原因にさかのぼって探求する学問なのです。その場合、自己と他者との行為のやり取りですから、お互い他者に対して何らかの地位と役割を担った存在として立ち現れます(教師と学生、医師と患者、親と子等々)。この地位=役割システムを社会に定着させる(制度化させる)「価値」というモノが大きな役割を演じます。社会学は、社会的状況をこの「社会的相互行為」「地位=役割システム」、そして「価値」といった諸要因によって総合的に分析する学問なのです。

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