学史・学説
この領域で学べること
社会学はよく「近代社会の自己認識」と呼ばれる。社会学が生まれるには、近代と呼ばれる社会の独自性が人々に強く意識されなければならなかった。それは先行する社会とは明らかに異なった社会に自分たちが暮らしているという自覚である。学史・学説では、社会学という学問をつくった人々の背景や経歴、主要な著作を知ることで、社会学の現代にいたるまでの展開をより深く理解することができるようになる。また、哲学や歴史学、経済学や法学といった関連領域や、社会学とほぼ同時期に生まれた人類学や心理学との関連性を知ることで、今日行われている社会学研究がどのような事情で成り立っているのかも知ることができる。学史・学説に関連する文献に親しむには少しコツのようなものがあり、それをふまえることによって理解が一気に進展する。そんなヒントをいくつか伝えたいと考えている。
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この領域に関連した開講科目
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社会学史
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知識社会学
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理論・学説特殊研究
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この領域の参考文献
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『社会学の名著30』(竹内洋/筑摩書房)
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『社会学史』(大澤真幸/講談社)
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『方法論的個人主義の行方』(犬飼裕一/勁草書房)
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