若者

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今日、当たりまえのように使われている「若者」という言葉は、実は1950年代ぐらいまでは現在ほど一般的には使われていませんでした。当時の若い人たちはもっぱら「青年」と呼ばれて大人たちの価値観に即して教育していくべき存在と捉えられていました。これが、1960年代ぐらいになると、大人たちとは異なる価値観を持って独自の文化を形成する集団と捉えられるようになり、その頃から「若者」と呼ばれるようになってきたのです。このような経緯もあって、今日、若者を対象にした社会学では、若年層を教育の対象として扱う教育社会学や労働主体として扱う労働社会学などに加えて、若年層が形成する独自の文化(若者文化)に着目する文化社会学が主流となっています。

  • この領域の参考文献

    • 『絶望の国の幸福な若者たち』 (古市憲寿/講談社+α文庫)

    • 『「若者」とは誰か アイデンティティの30年【増補新版】』 (浅野智彦/河出ブックス)

    • 『社会にとって趣味とは何か:文化社会学の方法規準』 (北田暁大・解体研/河出ブックス 103)

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