国際・エリアスタディ
この領域で学べること
社会学の研究は、どうしても学習者に馴染みのある一国(たとえば日本)を事例にして、その枠内での考察を展開しがちです。しかしながら、社会学的考察をより一層深めるためには、そうした一国内的な視座から離れて、地球上の別の地域から同様の事例を収集して、それとの比較のもとで、一国内の視座では忘却されていた論点を探しだすといった営みを行います。これが国際・エリアスタディの醍醐味です。たとえば食卓の囲み方ひとつとっても、日本とたとえばフィリピンは異なります。国際・エリアスタディとは、単に日本とは異なる国や地域について勉強するというものではありません。そうではなく、国際的な地平から考えてみることを通じて、一国内的な視座の前提を明るみに出し(相対化し)、そこから多様な国際社会にありようを考えるのが、国際・エリアスタディの要点なのです。
-
この領域の参考文献
-
定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 、ベネディクト・アンダーソン、4904701089
-
国際社会論、宮島喬ほか編、978-4-641-17406-1
-
都市を飼い慣らす、松田素ニ、4309241794
-
