歴史・社会史・生活史

この領域で学べること

現代を生きる私/私たちの在り方と社会の関係性、その普遍性と特殊性を考えるのにあたり、「歴史」や「記憶」という「過去」の形式を問うことは二つの側面で重要な意味を持ちます。一つは人間や社会の「いま・ここ」の形が「過去」の様々な主体の営みや「偶然」の「積み重ね」の帰結として成立しているという側面であり、現在を生きる私たちや社会における「あたりまえ」を、「歴史」の所産として「理解」することにつながります。もう一つは、私/私たちが生きる「いま・ここ」の問題関心や価値観に即して「過去」が想起され構成されるという側面であり、現代を生きる私/私たちや社会において、人々の私的な「記憶」や公的な「歴史」を(継承と忘却を通じ)再編していくプロセスに着目することの重要性を浮き彫りにします。人間社会の再帰的側面へと光を当てるこの領域は、理論・実証双方の社会学的手法を架橋しながら、特定の個人や人々、社会や国家等における「過去」と「現在」の「距離」とその時間的秩序を明らかにすることを通じ、「いま・ここ」の「あたりまえ」を「理解」するという意味で、社会学ならではの「面白さ」を体感することができるでしょう。

  • この領域に関連した開講科目

  • この領域の参考文献

    • 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(M.ヴェーバー/)、9784003420935

    • 『戦後日本、記憶の力学』(福間良明/)978-4-86182-814-0

    • 『立志・苦学・出世』(竹内洋/)978-4062923187

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