櫻井一成 准教授
専攻
美学、解釈学
略歴
東京大学大学院人文社会系研究科(美学芸術学専門分野)博士課程単位取得退学。博士(文学)。
日本学術振興会特別研究員、日本大学非常勤講師を経て現職。
論文・著作
『ポール・リクールの哲学——人間の善き生と想像力』水声社、2025年
『落語で学問する』(共著)水声社、2025年
学会活動等
美学会
コメント
「美」や「芸術」と「よく生きること」との結びつきについて考えています。美的活動の実存的・教育的意義を探究の柱とし、思想史的研究と分析的研究、美学と倫理学、理論と実践を相互に往還しながら研究を進めています。
これまでの研究成果は、主として思想史研究として発表してきました。ポール・リクール、ハンナ・アーレント、ジャック・ランシエールを対象に論文執筆や研究発表を行っています。近年では、「人間の美」にかかわる問題、たとえば美容やルッキズムにも関心を広げ、現代社会に特有の美的実践や価値観についても考察しています。
「美学」は、芸術作品だけを対象とする学問ではなく、私たちの日常生活にも深くかかわる学問です。美学を学ぶことで、身近な経験や習慣をこれまでとは異なる角度から捉え直すことができます。日々の生活のなかでふと抱いた疑問が、実は美学の重要な問題につながっていたと気づくこともあるでしょう。生きることの楽しみと、考えることの楽しみを同時に味わえるところに、美学という学問の魅力があると考えています。
