スタッフ紹介

市原 一裕 : 教授

 

研究分野 : 幾何学、3次元多様体論
研究室 : 本館5階 内線番号 : 5305
専門は、大きくいえば「幾何学」(図形を研究する学問)、その中でも「3次元多様体論」を専門としています。
数年前、まだ自分が研究員だった頃、この分野で非常に大きな進展(ポアンカレ予想の解決)があり、新聞にも大きく取り上げられていました。また「宇宙の形」を調べる宇宙物理学とも密接に関連する分野であり、まだまだ若く active な分野だと思います。
一方、数学教育とくに幾何教育にも関心があり、少しずつでも勉強していきたいと思っています。
大学院を修了後、研究員を経て、これまで二つの大学で教えてきました(所属は教養部と教育学部でした)。また非常勤講師として、中学や高校でも教えたことがあります。

大学教員としての目標は、学生ひとりひとりとちゃんと向き合って、その自主性を尊重できる教育者になること、および、偏狭でない価値観と深い独創性を併せ持つ研究者になること、です。これからも学生のみなさんと一緒に「数学」を楽しみながら学んでいけたらと思っています。

井手 勇介 : 准教授

研究分野 : 確率論、数理科学
研究室 : 本館5階 内線番号 : 5302
グラフ(ネットワーク)上の確率的モデル(感染症の伝搬モデルなど)や量子的モデル(量子コンピュータ上の探索モデルなど)を中心に、確率論に関わる研究を進めています。深く考えて自分の世界を作り上げるとともに、立場や世代を超えて自由に議論する楽しさを数学のセミナーを通じて体感してもらえればと思います。皆さんとお話できることを楽しみにしています。

大野 晋司 : 准教授

研究分野 : 対称空間論、部分多様体論
研究室 : 7号館2階 内線番号 : 5319
専門は幾何学です。特に対称空間論と部分多様体論を専門にしています。対称空間は、ある意味で「点対称」が定まっている空間で、ユークリッド空間や単位球面、双曲空間等の一般化としても知られています。私は対称空間内の部分多様体について興味を持って研究しています。 例えば、地球の表面を球面だと思ったときに、緯線や経線は球面の部分多様体だと思えます。赤道は特別な緯線ですが、特別な緯線はこれだけでしょうか? このような事を日々考えています。

下元 数馬 : 教授

研究分野 : 可換環論、数論幾何への応用
研究室 : 本館5階 内線番号 : 5315
専門は代数学ですが、主に可換環論と数論幾何や特異点への応用を研究しています。数学全般に興味があり、分野の垣根に拘らずに研究をしています。
20年近く前にワイルズという数学者が350年間未解決であったフェルマーの最終定理を困難の末に解いたのですが、証明の最後に使われたR=Tという等式は正に環論の問題です。世の中の色々な問題を解決する為には、狭い分野に篭っていると見えなくなることがあり、その為にも視野を広げておくことはとても重要だと思います。
皆さんと一緒に数学の面白さと奥深さ学びましょう。

鈴木 正彦 : 教授

研究分野 : トポロジー、特異点論
研究室 : 本館5階 内線番号 : 5303
専門分野は、「特異点論」という分野です。主に、関数の局所的な性質を調べています。ある性質に基づいて、関数の局所系を分類したり、その位相的な振る舞いを調べています。現在は、解析的実関数のblow-analytic同値による分類という性質に興味を持っています。

泊 昌孝 : 教授

研究分野 : 複素代数幾何学・特異点の環論的研究
研究室 : 本館5階 内線番号 : 5316
私の研究分野は、複素解析空間の「特異点」の解析です。
「0.特異点」とは、図形にあらわれる傷やきしみのことで、一見、邪魔物と考えられますが、実は問題の困難さが集約する本質的な対象です。そこには、問題を解きほぐす幾何学と代数学の美しい接点があり、その魅力に導かれて勉強してきました。
趣味は年々増える一方で、困ったことですが、音楽、特にBeatles にはうるさいです。それに、関西落語がすきです。
平成15年春に日大にまいりまして、まだ慣れないことも多いのですが、セミナーなどを通じて少しづつ若い友人達もできてまいりました。
講義もセミナーも、とにかく一緒に考えて対話をすることが大事だと思います。どうか気軽に声をかけてくださいね。

三村 与士文 : 助教

研究分野 : 微分方程式、変分問題
研究室 : 本館5階 内線番号 : 5307
細胞性粘菌はある種の化学物質に誘引される性質を持ったアメーバ状の微生物で, 飢餓状態になるとこの化学物質を自ら分泌します。その後, 化学物質に誘引される性質によって集合体を形成して胞子を作り、次の世代が誕生します。細胞性粘菌の個体密度と化学物質の濃度を未知関数とする連立偏微分方程式モデルを通して、この集合体形成のメカニズムを数学的な立場から解析しています。

茂手木 公彦 : 教授

研究分野 : 低次元トポロジー
研究室 : 本館5階 内線番号 : 5304
専門はトポロジーと呼ばれる分野で、3次元多様体という見えそうで見えない図形を、結び目という見ることのできる対象と関連付けて研究しています。1、2年生を対象に、数学を学ぶ上で欠かせない「数学特有の言い回し」や「論証の進め方」について講義しています。ゼミでは、教職志望の学生も多く、教職を意識したゼミを行なっています。

数学は食べ物と同じで、かめばかむほど味がでてきます。また生ものですから食べないでほうっておくと腐ってしまいます。かまないで飲み込んでばかりいると消化不良になってしまいます。しかし、ひとつだけ食べ物とは違う点があります。食べ過ぎに注意する必要は全くありません。くれぐれも食わず嫌いにならないようにしましょう。

山浦 義彦 : 教授

研究分野 : 解析、特に変分問題
研究室 : 本館5階 内線番号 : 5301
専門は、 変分問題とそれに関連する偏微分方程式です。その中でも特に、 自然現象や物理・工学に於ける、 特異性を有する対象の数学的研究に興味を持っております。
1つの偏微分方程式として表現できない問題を、エネルギー汎関数を用いた変分問題の枠組みで解析し、その特異性集合の正則性を追求したり、 あるいは、偏微分方程式の係数関数に対する滑らかさの仮定を、有意義な動機づけの範囲でどこまで落とせるのか?といったトピックスに興味をもって研究しています。
学部3,4年生向けセミナーは、微分方程式を話題とする初頭的な書物を選び、それを基にした輪講形式で進めています。また、これとは別に、 コンピュータソフト「Mathematica」により、「数学」を視覚化することを目標としたグループも開設しており、数学的な面のバックアップをさせていただいています。

山崎 浩二 : 教授

研究分野 : 数学教育学
研究室 : 本館5階 内線番号 : 5306
専門は数学教育学です。数学教育学とは、算数・数学の学習の目的、指導内容、指導法、評価などについて研究していく分野です。私は、主に、算数・数学の学習の楽しさ、数学的に考えることの大切さを、子どもたちに伝えていくための授業づくりの枠組みの研究を進めています。魅力ある教材や指導法、数学的活動について、実際の小・中・高等学校での授業研究を通して迫っていきます。魅力ある数学の先生の姿を求めて、いっしょに考えていきたいと思います。

吉田 健一 : 教授

研究分野 : 可換環論
研究室 : 本館5階 内線番号 : 5308
専門は可換環論です。
魅力の1つは、環とイデアルという道具を用いて、図形から統計まで様々な現象を表現できることです。例えば、正則な関数を表す環もありますし、グラフの結びつきを表す環もあります。この分野は一見抽象的でとっつきにくい印象を持たれることもありますが、コンピューターとも相性が良く、簡単な実験をして、想像を膨らませて、楽しみつつ研究を進めることができる場合もあります。
皆さんにもそんな面白さの一端をお伝えできたら嬉しく思います。

白川 則江 : 事務職員

本館5階 数学科事務室
内線番号 : 5300
私は主にコンピュータ関係のサポートを担当しています。
本学部化学科を卒業後、同研究室に勤務、その後企業に勤めていました。
コンピュータに関しては日々勉強中で、新しいことの発見に興味津々です。
相談に乗るなんて高尚なことはできませんが、人とお話するのが好きなので、ぜひ学科事務室に気軽に足を運んで下さい。お話している中で皆さんへのヒントが見つかればいいなと思います。皆さんが快適で有意義な学生生活を送れるように、一生懸命サポートして行きたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。

下﨑 夕 : 事務職員

本館5階 数学科事務室
内線番号 : 5300
私は一昨年3月に本学部体育学科を卒業した後、数学科事務室に配属されました。毎日の大学生活が充実するよう、サポートしたいと思います。ただ数学に関して教えれませんが、大学生活の事なとは精一杯アドバイスなどはしたいと思います。 至らない点があると思いますが、どうぞ、よろしくお願いします。

 

清水 裕可里 : 事務職員

本館5階 数学科事務室
内線番号 : 5300
私は数学科の図書に関する業務を担当しています。本学部教育学科を卒業後、数学科事務室に配属されました。教育学科での学生だった経験を活かし、皆さんに寄り添ったサポートができるよう尽力したいと思います。まだまだ未熟な部分もありますが、どうぞよろしくお願いします。

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