数学科について
少人数教育
1年生から始まる少人数教育は、文理学部数学科の大きな特色です。以下が、主な教科に関する内容です。
自主創造の基礎(基礎ゼミ)(1年次 前期)
1年生で入学するとすぐに前期が始まります。その最初から新入生は各ゼミに振り分けられ、10名くらいのグループでゼミを行います。ここでは一人一人に数学の基礎的な概念を指導していきます。この科目を通してこれから4年間数学を学ぶ上での勉強の方法を学ぶことができます。学生の個別指導によりその人の個性をくみ取り、それぞれに合った指導を行います。
さらに学生生活の上での相談事などにもそのゼミの教員があたりますので、より充実した学生生活を送ることができるでしょう。
数学講究(3年次)
多くの大学の数学科では4年次にゼミがありますが、文理学部数学科では3年次前期より始まります。これには、より学生との距離を縮めて個人指導をはかろうという狙いがあります。多くのゼミでは、1人の先生に少人数の学生が集まり1冊のテキストを輪読していくやり方をとります。ゼミを進める中でそれぞれの学生が「どこがわかっていて、どこがわかっていないのか」を明らかにしながら、講論を深めていきます。また、学生によってテキストを変えたりコンピュータを使用したり数学を学ぶ方法を身につけます。
数学研究(4年次)
3年次の数学講究に続くゼミです。前年度よりグレードアップした内容で指導を受けます。将来、大学院進学を希望したい学生にはより高度な中学・高校教員を目指す学生にはより数学の本質を、各種資格を取得しようとする学生には必要な数学力を倍増させるような内容についての個人指導を受けられます。
各ゼミで教員と相談をして各自の卒業課題を決め、その課題の研究指導を受けることができます。この指導により4年間の数学の勉強の総決算をはかることになり大学で学ぶことの醍醐味を身をもって体験することになるでしょう。このときのゼミの仲間と教員は一生のおつきあいになることが多いです。もっとも充実した勉強になることでしょう 。
その他
数学科ではこの他にも学生の学力を高めるために、できる限り少人数で演習指導ができるように心がけています。また、熱心な学生が集まり自主セミナーも開かれています。基礎的な科目の微積分や線形代数、コンピュータ基礎などでは演習指導に補助もつき、より細やかな指導を行っています。この指導で1人1人の学生の基礎学力がアップします。