JABEEと技術士について
JABEE認定について

JABEE(Japan Accreditation Board for Engineering Education:日本技術者教育認定機構)とは、技術者を育成する大学などの高等教育機関で実施されている教育プログラムが、社会の要求水準を満たしているかどうかを外部機関として公平に評価し、要求水準を満たしている教育プログラムを認定する専門認定機関です。日本技術者教育認定機構は各教育プログラムの個性を伸ばすことを目的とし、そのプログラムに独自の教育理念と教育目標を要請し、新しい教育プログラムや教育手段の開発を促進して、日本や世界で必要とされる多様な能力を持つ技術者の育成を支援するものです。その認定を受けている教育プログラム「地球環境学」は、高度な知識と広い視野によって裏付けされた、高い技術力と応用能力を身につけることを目指す教育プログラムであり、国際水準を目指す優れたものであることが保証されています。
技術士とは
技術士は科学技術に関する高度な応用能力の所有者に対して国家試験(技術士第二次試験)により認定される資格で、この資格の保有者は社会的な評価が極めて高く、国際的にも様々な分野で活躍しています。技術士の種類には、応用理学、環境、資源工学、建設、電気電子、情報工学など21種類があります。
現在までに、当学科(地球システム科学科の前身の応用地学科を含む)の卒業生は、単一学科としては全国有数の技術士資格の保有者数を誇り、60名以上におよびます。
日本技術者教育認定機構(通称”JABEE”)により認定された地球科学科の教育プログラムは、将来の技術士を育成するための優れたプログラムとしても、高く評価されています。
地球科学科で地球環境学プログラムを修了すると「修習技術者」となり、申請手続きをすることにより「応用理学部門」の「技術士補」の資格を取得することができます。「技術士補」の資格取得者は、「技術士」の資格を取得するために必要な2つの試験のうちの第一次試験が免除され、実務を経て第2次試験の受験が可能となります。つまり地球科学科で技術者教育を受けて教育プログラムを修了すると、「技術士」になるための道が大きく開けるのです。
技術者継続教育のための委員会・組織など
学科FD委員会
地球科学科では定期的に学科FD委員会を開催しています。委員会では主に授業アンケートの結果に基づいて、授業方法等についての点検と意見交換をし、個々の教員による教育改善に活かされています。
2009年度までは学科独自の授業アンケート結果に,2010年度以降は文理学部で実施されるアンケート結果に基づいて、講義、演習、実験・実習科目の受講学生の意見を反映した改善を行ってきました。
学科FD委員会議事録
外部アドバイザー委員会
外部アドバイザー委員会とは?
地球科学科の教育プログラムは、外部アドバイザー委員会による外部評価・点検のシステムを持っています。外部アドバイザー委員(任期1年)は、実社会で活躍する技術者や学識経験者などから構成され、本学科の卒業生も含まれています。
外部アドバイザー委員会は平成15年度より年1回のペースで開催されています。毎回、委員会では学科の取り組みについて幅広い視点から活発な意見が出され、それらは教育システムや教育内容の改善に活かされています。
地球科学科の運営組織
地球科学科の運営組織は図(PDF)のようになっており、教育システムの点検・改善をすすめる部会(学習教育目標部会、教育環境部会など)や学科FD委員会などから構成されます。
教育環境改善のための取り組み
地球環境プログラム関連資料
以下の資料は2020年度継続審査の関連資料の一部です。
T01_学部要覧
T27_自己達成度チェックシート電子版
学習教育環境目安箱
学科内に「学習教育環境目安箱」を設置し、学科内の学習環境についての学生の意見を集めています。目安箱に寄せられた意見は、学科の会議で検討され、改善の結果を学科掲示板で回答しています。