日本大学大学院文学研究科心理学専攻 心理科学コース

心理科学コース

概要

心理科学コースのカリキュラムは科学的心理学を実践するための”研究の実践”,”専門的知識の獲得”,”研究発表”の三つの柱により,心理学の専門家としての高水準の知識とスキルを身につけることを目指します。

第1に”研究の実践”について,本学では認知心理学,生理心理学,社会心理学,環境心理学,健康心理学,発達心理学等について,基礎から応用まで多様なテーマについて研究指導を行っています。また,29室の実験・面接室を設けており,充実した実験室環境を実現しています。さらに,学術雑誌の所蔵数も多く,院生が気軽に必要な文献を手に入れることができます。研究の実践では教員の指導のもと,各領域における最先端の研究が行なわれています。これらの環境で,高度な心理学研究法を習得し,現実的な問題解決力を養います。

第2に”専門的知識の獲得”を目指して,本専攻は多彩な講義科目を開講しています。講義担当者は,専任教員を含め様々な領域で活躍している多くの研究者が担当し,最先端の知識に身近に触れることができます。また,大学院特別講義として,年に2回,他大学や海外の研究者を招聘しての講義が行なわれます。

第3に”研究発表”のスキルを獲得するために,大学院生全員と専任教員が参加する大学院研究発表会が年に複数回開催され,活発な討論が行なわれています。これにより,自らの研究をプレゼンテーションする経験とスキルを獲得することができます。また,学会発表に関しても交通費・宿泊費の支給などのサポート体制が整っており,大学院生の研究発表を全面的にバックアップします。

さらに,心理科学コースでは,平成31年度から公認心理師の受験資格取得に対応したカリキュラムを開講し,心理学の研究とともに公認心理師の資格取得が可能となりました。

心理学専攻の博士前期課程心理科学コースの定員は10名です。前期課程での所定の単位を取得して,修士論文を作成し論文審査に合格すると,修士(心理学)の学位が授与されます。

日本大学の心理学研究室は我が国有数の歴史と規模を誇っており,これまでに多くの研究・教育機関に優れた人材を輩出しています。今後も心理学の発展,社会・福祉への貢献を目指して活発に教育・研究活動を行なっていきます。

教員