岡田 和久 教授
OKADA Kazuhisa
臨床心理学
専門
専門は臨床心理学です。これまで臨床心理士・公認心理師として,主に病院臨床や産業臨床(電話相談)などに従事してきました。そのような臨床現場でクライエントを支援していくにあたり,どのような技法が有効なのか,どんなコミュニケーションの取り方が効果的なのか,ということについて自問自答と試行錯誤を繰り返していたら,いつの間にか「ブリーフセラピー」の世界にたどり着いていました。「ブリーフセラピー」とは臨床心理学の一分野ですが,そこだけにとどまらず,心理学の枠組みを超えて,もっと広い学問領域による「ものの見方」から対人援助を考えることのできる,とても面白い領域です。一方、臨床現場で感じたいろいろな疑問を調べるために,最近はカウンセリングが中断する要因の検討を通して,クライエントのニーズに応えられる効果的なコミュニケーションの取り方を研究しています。また,質的研究についても強い関心を持っています。
担当授業
カウンセリング特講,心理検査法特講,など
ひとこと
皆さんの中には,カウンセラーのような対人援助専門職に関心を持っている方もいれば,一般就職を目指している方もいるでしょう。どんな目標であっても,この4年間の大学生活の中で,心理学の勉強はもちろんのこと,友人とたくさん語り合ったり,サークル活動に参加したり,アルバイトなどで社会経験を積みながら,社会貢献できる自分を成長させてもらいたいと思います。