渡邉敬一名誉教授 瑞宝中綬章を受章

2025.12.15

お知らせ

令和7年11月3日付けで発令されました令和7年秋の叙勲において、本学科に所属されていた渡邉敬一名誉教授が、瑞宝中綬章を受章されました。

瑞宝中綬章(ずいほうちゅうじゅしょう)は、日本の勲章の一つで、国や地方公共団体などの公務や公共的な業務に長年従事し、一定の成績を挙げた人に授与される「瑞宝章」の3番目の位にあたる勲章です。
令和7年秋の瑞宝中綬章は285名の方が受章されています。

渡邉先生は日本国内における「可換環論」の創始者の1人であり、可換環論を用いた「特異点」の研究に研鑽されました。特に、初期の研究においては「有限群の不変式環」の「Gorenstein」性について先駆的な研究成果をあげられました。その後、「フロベニウス写像」という代数的な道具を用いて「微分」の類似物を構成して研究する「正標数の可換環論」を生み出し、「標数0の世界(特異点論)」をより代数的に理解することができるようになりました。先生はこの功績により平成15年に日本数学会の「代数学賞」を受賞されました。また、退職後も積極的に海外の研究者と国際交流を続けることで、分野の発展に大きく寄与されています。

この度のご受章を心よりお祝い申し上げますとともに、今後の益々のご活躍を祈念いたします。