教員とゼミナール紹介(考古学・文化財)

考古学・文化財学

考古学分野は、特殊な技術を必要とします。文字史料を使う文献史学とは異なり、土の中から出てきた土器や石器などを使って研究するからです。文字に現れない生活の復元。これが考古学の醍醐味ではないでしょうか。日本大学文理学部史学科では、主に日本考古学・東アジア考古学を対象としていますが、概説科目には外国考古学を学ぶ授業も開講されています。

 史学科のゼミナールでは、日本史・東洋史・西洋史・考古学の4分野の他に、歴史遺産である「文化財」を学ぶ分野が設けられています。日本の文化財を対象に、その保存と活用について専門知識の習得を目指しています。ゼミナール以外では「文化財学1」「文化財学2」で文化財の在り方などが講義されています。

日本考古学 浜田 晋介 教授

主な研究業績

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『再考・弥生文化』(共著,雄山閣  2019年)

『弥生文化読本』 (六一書房  2018年)
『弥生農耕集落の研究』(雄山閣 2011年)

最近の研究課題

弥生時代・古墳時代を中心とした集落・墳墓とその社会の研究

東アジア考古学 山本 孝文 教授

主な研究業績

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『東アジアと倭の眼でみた古墳時代』(共著,朝倉書店 2020年)

『古代韓半島と倭国』(中央公論新社 2018年

『古代朝鮮の国家体制と考古学』(吉川弘文館 2017年)

最近の研究課題

古墳出土品からみた古代の日中韓交渉

考古学からみた古代東アジア諸国の国家形成

文化財学 平野 卓治 教授

主な研究業績

詳細研究者業績へ

「文献史料からみた古代の河川交通」『考古学ジャーナル』695号(2017年)
「地域社会における評・郡成立の前提―武蔵国都筑郡を事例として―」『日本古代の地域社会と周縁』(吉川弘文館 2012年)
「古代史の舞台 坂東」『列島の古代史1 古代史の舞台』(岩波書店 2006年)

最近の研究課題

古代の出雲社会と王権・国家との関係
「地域博物館」の現状・課題と今後の展開