相関理化学専攻 修士2年(分子変換化学 嶋田研究室)の髙橋 愛梨さんが学会で優秀発表賞を受賞しました
2025.05.07
研究活動
2025年3月26日〜29日に福岡で開催された日本薬学会第145回年会において,相関理化学専攻 修士2年の髙橋 愛梨さん(分子変換化学嶋田研究室)が学生優秀発表賞を受賞しました(受賞はポスター発表全1,404件中272件)。
発表題目:ボロン酸触媒による不活性なアミノ酸エステルを基質としたペプチド結合形成反応
発表者:○髙橋 愛梨(相関理化学専攻 修士2年),髙橋 那央也,嶋田 修之
発表内容:近年,低分子医薬品と抗体医薬の利点を併せ持つ,中分子医薬品としてペプチドの重要性が急速に高まっており,その効率的な合成手法の開発が強く望まれています。本研究では,市販で入手容易なボロン酸が,α-アミノ酸由来の不活性エステルからのペプチド結合形成反応の触媒になることを世界で初めて発見しました。本研究は,嶋田研究室がこれまでに取組んできたヒドロキシ基を配向基として利用する選択的合成反応の知見に基づくものです。本触媒反応は,高いアミノ酸残基選択的ペプチドカップリングへの応用が期待できることから,創薬リード化合物として有用なペプチドの新たな簡便合成手法になり得る可能性を秘めています。
学会:日本薬学会第145回年会
https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/pharm145
受賞者:日本薬学会第145回年会学生優秀発表受賞者
https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/pharm145/content/prize
なお,本研究成果の一部は,今回の学会発表に先立ち,髙橋 愛梨さんを第二著者として,イギリス王立化学会『Chemical Communications』に掲載されました。
論文タイトル: Hydroxy-Directed Peptide Bond Formation From α-Amino Acid-Derived Inert Esters Enabled by Boronic Acid Catalysis
著者: Naoya Takahashi, Airi Takahashi(相関理化学専攻修士 2年), and Naoyuki Shimada
論文誌: Chemical Communications 2024, 60, 448–451.
DOI: https://doi.org/10.1039/d3cc04856j
https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2024/cc/d3cc04856j
