本学科の学生と助手らが三重県鳥羽市の松尾層で初となる球果類(針葉樹類)化石を発見!
2026.07.18
NEWS
本学科の梨和駿雄さん(2年生)と長田充弘助手が福井県大野市教育委員会の共同研究者とともに、三重県鳥羽市の砥浜海岸に分布する恐竜時代(約1億3800万年前)の地層(松尾層)からは初めてとなる、球果類(針葉樹類)の一種であるブラキフィルムの植物化石を発見しました。この植物は、短く幅広い鱗状の小さな葉が枝を螺旋状に覆うことが特徴です。この植物の見た目はヒノキの枝に似ていますが、後期三畳紀に出現し、後期白亜紀(約6600万年前)までに絶滅しました。この植物は、主に亜熱帯の乾燥地域で繁栄したことから、乾燥した気候を好む植物であったとも考えられています。
また、松尾層は、河口域からやや沖合の浅海域で堆積した地層であり、砥浜海岸の松尾層からは、1996年に鳥羽竜と呼ばれる竜脚類(恐竜の一種)の化石が発掘されています。鳥羽竜はこのブラキフィルムを食べていたのかもしれません。
この研究内容は、2026年6月27日(土)に日本古生物学会2026年年会(大阪公立大学)で発表され、7月15日(水)に共同研究者によって記者発表されました。
この化石は、福井県大野市の和泉郷土資料館「くずりゅう化石ラボ ガ・オーノ」にて7月18日(土)~11月8日(日)まで開催される企画展「九頭竜の恐竜たち」の中の特別展示「日本の竜脚類研究」(8月1日(土)~11月1日(日))にて展示されます。
尚、砥浜海岸を含む鳥羽市の多くの地域は伊勢志摩国立公園の普通地域から特別地域に指定されており、許可なく化石や岩石などを採取することは禁止されています。

調査中の学生と共同研究者

発見した植物化石の一例
●福井県大野市のWeb site
恐竜化石発見30周年記念企画展「九頭竜の恐竜たち」 大野市公式ウェブサイト
●企画展の詳細
恐竜化石発見30周年記念企画展「九頭竜の恐竜たち」 – 越前おおの観光ガイド
●古生物学会2026年年会の詳細
