小川ゼミ
ゼミのテーマ

現代の若者のメディア利用とコミュニケーションの特徴について、文化社会学やメディア研究の観点から探求していきます。ネットメディア(インターネット、SNSなど)やマスメディア(テレビ、音楽、雑誌など)といった身近なテーマで実証的な調査研究を行います。
ゼミの進め方・特色
文化社会学、メディア研究の専門文献の講読、ゼミ論・卒論執筆のための各自の研究テーマの発表などのオーソドックスな演習形式の授業に加えて、メディア・コミュニケーションに関する量的調査を実施する点に特徴があります。5~6名で1つのグループを作って調査テーマを設定し、質問紙を作成します。完成した質問紙をもとにWEB調査を実施し、分析結果を報告書にまとめます。2023年度のテーマは「現代の若者におけるSNS利用と対人関係に関する実態調査」で、「SNS利用の実態」「SNSと対人関係」「SNSとマスメディア」の3つのグループに分かれて調査を進めています。
このゼミの学生が執筆した卒業論文題目(一部抜粋)
「SNSを介した取引がオタク文化の一つになったのはなぜか」
「近年の映画のテレビ放送とSNSの関係性」
「地方自治体が行う地域活性化のためのメディア戦略」
※新設ゼミのため、2023年度3年生の研究テーマより抜粋
ゼミ生の声
・ゼミではテレビやSNS、音楽などのメディア・コミュニケーションについて学んでいます。私はメディアについて関心があり卒論ではテレビドラマに関する研究をしたいと思っています。そのため専門的にメディアについて学ぶことができるこのゼミを志望しました。(また、このゼミは社会調査士コースの科目に含まれており、資格取得にも役立つという点にも惹かれました。)ゼミ生同士が丁度いい距離感を保ちながら協力し社会学と向き合っています。社会調査には多大な労力が必要となります。1人で挑戦するのは難しい調査を仲間と行えるのもゼミの魅力です(3年生)。
・普段私たちが楽しんでいる娯楽を社会学の視点で分析するために、小川先生のゼミを志望しました。ゼミでは論文を読み進めていく過程で難しい概念が登場することがあります。しかし、小川先生は些細な質問や疑問点にも丁寧な回答をしてくださります。加えて、ゼミ生の関心も多岐に渡っており、たくさん刺激をもらっています。これからの2年間、小川先生やゼミの仲間と多種多様な議論を重ねていけることが楽しみです(3年生)。
・小川ゼミでは、ゼミ生自身が質問項目等を作成し、本格的な社会調査を実施することができます。また、研究対象は主にSNSや様々なメディアであり、我々大学生にとって身近な対象であるともいえます。私自身は、現代においてメディアが打ち出す「自己肯定感」という言葉や「自己啓発本」が社会に及ぼす影響を研究したいと考え、このゼミを志望しました。SNS以外でも、様々な媒体で扱われる情報を研究対象にしたいという人にとって、このゼミは理想的な学習の場になると思います!(3年生)