松岡ゼミ

ゼミのテーマ

「社会現象分析のための的確な社会学理論・社会学説を求めて」

ゼミ生の研究テーマの考察に役立つ社会学理論・社会学説の学習を基礎に置き、それらを活用して研究テーマを的確に分析するところに特徴があります。

ゼミの進め方・特色

前学期を中心に、ゼミ生個々の研究テーマの分析に役立ちそうな社会学理論・社会学説の候補を学習します(例年、30名前後にのぼる社会学者の理論・学説の候補のなかから、ゼミ生各自が興味を持つ社会学者を絞り込み、学習しています。「社会学理論・社会学説って難しそうだけど、意外と奥深くて面白い」という意見が毎年聞かれ、うれしく思っています)。つぎに、後学期を中心に、ゼミ生各自の研究テーマの分析に役立ちそうな理論・学説を用いて、具体的に各自の研究テーマを分析していきます。このような学習体験のなかから、「社会学的に考え分析する」という、大学生らしい専門的な思考習慣を身につけてもらいたいと思っています。

このゼミの学生が執筆した卒業論文題目(一部抜粋)

「ゴッフマンの理論による現代日本の性差別の原因の分析」
「フロムの社会的性格理論による日本社会におけるバッシングの分析」
「マクルーハン理論によるメディアの分析」

ゼミ生の声

・松岡ゼミに入室して、けっこう図書館通いが頻繁になりました。自分の研究テーマに関連した先行研究や社会学説を調べ、その成果を「読書ノート」にまとめることが義務化されているからです。

 

・学年を超えたゼミ生同士の交流は、コロナ禍以前ほど頻繁ではなくなったそうですが、現在でも「卒業論文」の授業等で3・4年生合同の授業形式がとられ、活発な交流がなされています。

 

・松岡ゼミでの学習は、松岡先生がご担当されている講義科目「社会思想の基礎・展開」や「現代思想論」等とのタイアップが図られていて、意外と理解しやすいものでした。