竹下 義人 教授
専攻
近世文学
略歴
神奈川県横浜市生まれ。天秤座。O型。高校まで横浜で過ごし、大学入学と同時に東京で一人暮らしをはじめる。以後、転居6回の末に現在の浦安市に落ち着く。大学院博士課程を中退後、国文学研究資料館助手を経て、1992年に本学着任。専任講師、助教授、教授を経て2021年3月定年退職。同年4月から特任教授。
研究分野
俳諧・浮世草子。研究の中心にすえているのは芭蕉を含めた元禄俳諧だが、自分の力で近世俳諧史を描けるようになることが目標。最近は、明治・大正期の俳句のほか、俳諧・狂歌の一枚摺など、研究上の興味・関心の領域を広げつつある。会ったことはないけど、人間としては西鶴が好き。芭蕉はちょっと苦手かな。
担当授業科目
2023年度
【学部】文献資料研究、フィールドワーク、基礎演習、日本の歴史・社会・文化、特殊研究ゼミナール、卒業論文指導。
【大学院】古典文学特殊講義、古典文学基礎研究。
【通信教育部】卒業論文指導
ゼミナール紹介
連歌俳諧・仮名草子・浮世草子などのジャンルから代表的な作品をとりあげて輪講を実施しています。現在は『続猿蓑』の発句を鑑賞しています。注釈書や周辺資料を活用し、諸説を整理しながら精読していく。そうした地味な作業を積み重ねているところです。半年も続けると、当初感じた難解さも感じなくなり、自分なりの意見が持てるようになります。そこまで到達すればあとはその応用です。
なお、ゼミでとりあげる作品と卒業論文の題材とが一致している必要はありません。これまで提出されてきた卒業論文も散文・韻文の各分野、大体半々ずつです。くりかえします。卒業論文とゼミで研究対象にしている作品とは直接の関係はありません。もちろんゼミと同じ作品・作家をとりあげ、卒業論文として仕上げる学生もいますが、下記「卒論論文指導」にもある通り、題材やテーマは学生が自由に選択・設定するものです。
卒業論文指導
指導の対象は主として、連歌・俳諧、仮名草子、浮世草子の各ジャンルにおける作家・作品研究、出版研究など。近世前期文学が中心ですが、近世文学の領域内であればテーマは何でもOK。また、短詩形文学であれば、近現代の領域にかかっても指導可能です。
論文は、提出期限が1月中旬と決まっているので、前年の12月中旬には完成するようにスケジュールを組み、指導をおこなっています。通信教育部の卒論論文指導も同様ですが、論文の提出期限は12月初旬です。通学課程よりも1ヶ月ほど早い時期に設定されていますから、専門指導は早めに、余裕をもって受講するようにしてください。
ゼミ・卒論関連HP
オフィスアワー
火・水曜日の昼休み。