【学部】2026日大・跡見女子大フィールドワーク(日本中世史)が行なわれました

2026.09.14

史学科からのお知らせ

大学からのお知らせ

 9月9日(水)~11日(金)に、田中大喜教授と同教授が指導する学部生・大学院生が、静岡県三島市において水利灌漑調査を実施しました。本調査は昨年度から実施しており、今回が2回目となります。今回の調査は、跡見学園女子大学の長谷川裕子教授および同教授が指導するゼミ生と合同で行いました。
 本調査は、中世三嶋大社領の開発過程の遡及的復元を目的として実施しています。三島市には富士山の伏流水がいっせいに湧き出る湧水点が多数あり、中世においてはそうした豊富な湧水を利用した開発が行われたと推測されます。
 本学の学生と跡見学園女子大学の学生は、それぞれグループごとにわかれ、市内の大きな湧水点から流れ出る河川に沿いながら、用水の流路および水利灌漑の現状を地図上に記録していきました。そして、調査後は互いのデータを交換して自分の地図に転記し、データの共有を図りました。
 現在の用水は市街地のなかに溶け込み、場所によっては暗渠になっているため気づきにくいですが、注意深く観察しながら歩くことで「発見」できます。学生たちはそうした発見を楽しむとともに、市街地および田方平野を縦横に巡る水利灌漑体系を構築した先人たちの工夫と努力に驚いていた様子でした。
 今後は現地での聞き取り調査も視野に入れて、来年度も実施する予定です。

 最後になりましたが、昨年度に続き、調査には国立歴史民俗博物館の土山祐之助教と境河山善教寺様のご協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。