杉森 知也

専門分野

教師教育論

教師教育の展望と課題について、主に教育史の観点から研究しています。中等教員養成の制度史研究に加え、教師の資質向上などを視野に入れた現代の実践的な課題にも取り組んでいます。

担当授業

【学部】現代教職論、社会科・公民科教育法Ⅱ、教職実践演習

主な研究業績

「家政系中等教員養成における臨時的措置 -第六臨時教員養成所と委託学校との関係性を中心に-」日本教師教育学会『日本教師教育学会年報』第17号、2008年9月[単著]
「教員免許の制度設計と改革動向にみる課題」黒崎勲・大田直子編著『学校をよりよく理解するための教育学 6 教育学の基礎教養』学事出版、2008年1月[単著]
「地方分権下における教育実践改革施策の動向 -犬山市の教育改革で形成される教師の力量と専門性-」日本教育学会特別研究委員会編『教育改革の総合的研究』第四集、2004年8月[単著]
「中等教員養成史上における臨時教員養成所の位置と役割」教育史学会『日本の教育史学』第43集、2000年10月[単著]

学会活動など

都立松原高等学校(定時制) 学校運営協議会協議委員
世田谷区立松沢中学校 学校関係者評価委員長
世田谷区立三宿中学校 学校関係者評価委員長・学校協議会委員

ひとこと

大学における教員養成から研修など含めた教師教育全般について、歴史的かつ実践的に研究しています。戦前の中等教員養成制度を構造的に究明することを通して、現在の大学における教員養成カリキュラムの課題を浮き彫りにしていこうと思っています。また、近隣の中学校での一年間のフィールドワークを通して学校の評価をおこなう(学校関係者評価)ゼミ活動など、実践と理論を行き来することができるような授業づくりを目指しています。